現在の仕事内容を教えてください。

2023年春に入社し、現在は所長の下で現場管理を担当しています。施工管理者として、施工図の作成から工程管理まで、現場のあらゆる場面に携わっています。
これまでに13階建ての中層ビルから、現在担当している4階建ての住宅まで、さまざまな規模の現場を経験してきました。規模や構造が変われば進め方も違ってきますが、そのたびに新しい学びや発見があり、大きなやりがいを感じています。

とくに嬉しいのは、自分が描いた施工図どおりに現場が進み、建物がきれいに完成したときです。スムーズに進めるため、施工図作成時は誰が見ても分かる仕上がりを心がけています。分かりにくいところがあれば、その部分にフォーカスして、さらに詳細な図面を用意することもあります。自分の手で現場を支えているという実感が、毎日のモチベーションになっています。

大学では設計を学んでいたものの、施工管理は実質ゼロからのスタートでした。経験を重ねるごとにできることは増えますが、その分、求められるレベルが上がり、難しさの質も変わっていくと感じています。
1年目は専門用語を覚えるだけで精一杯でしたが、3年目の今は職人さんとのやり取りに難しさを感じています。年上のベテランの方々に若手からお願いをするのは容易ではありません。だからこそ、笑顔を忘れず、伝え方を工夫し、自ら率先して動くことを大切にしています。その姿勢を貫いて協力を得られたときには、大きな手応えとともに、自分の成長を強く実感します。

入社のきっかけや理由は何でしたか?施工管理職に就いたきっかけは?

建築の分野に興味があり、将来は建築業界で働きたいと考えていました。数ある企業のなかから薩摩建設を選んだいちばんの理由は、分業制ではなく幅広い業務を経験できることでした。施工管理の仕事は多岐にわたり、企業によっては分業化しているところもありますが、この会社では1から10まで学び、スキルを磨けるのが大きな魅力です。また、転勤がなく腰を落ち着けて働けること、若手でも早く独り立ちできる環境があることも決め手でした。

入社前後のギャップは、「思っていたよりずっと働きやすい」ということ。面接では、人事担当の方がとても明るくフランクで、建設業界に抱いていた「厳しくて固い」というイメージが覆されました。入社してからも、想像以上に風通しがよく、上下関係はフラットで、若手の意見にもしっかり耳を傾けてもらえる環境だと感じています。さらに、給与水準も高く、安心して長く働けるのも魅力です。

建設業界は男性が多い印象がありますが、この会社は女性でも建築が好きでやる気があれば、しっかりチャンスを与えてくれます。私にとっては、その点も大きな魅力となっています。

将来は、施工管理のエキスパートとして所長を務め、現場を率いるのが夢です。そして、機会があれば注文住宅にも挑戦し、ビルとは違ったデザインやこだわりを形にするたのしさを、ぜひ経験したいと思っています。

働く環境について教えてください

現場に女性は少ないですが、私はとても働きやすいと感じています。勤務時間は朝8時から夕方17時半までで、現場に直行直帰が基本です。本社に出社するのは2か月に一度の会議のときだけ。忙しい時期もありますが、工期が順調なときは定時で帰れるため、オンとオフのメリハリをつけやすい環境です。

職場には明るく元気な人が多く、現場の所長をはじめ先輩方に気軽に質問や相談ができるので、安心して仕事に取り組めています。仕事終わりに先輩たちとごはんを食べながら、ざっくばらんに話せるのもありがたいです。そしてなにより、建物の完成後に、みんなで達成感を分かち合えるのは、この仕事ならではの醍醐味だと思います。

休日はしっかり休めるので、友人と出かけるなどしてリフレッシュしています。また、日ごろから十分に睡眠を取ることも大切にしています。翌日に疲れを残さないことが、元気に現場に向き合える秘訣です。

入社を考えている方に一言メッセージをお願いします。

人との信頼関係を築ける方、明るく前向きに物事に取り組める方は、この仕事に向いていると思います。建築が好きで「挑戦したい」という気持ちがあるなら、経験がなくても大丈夫。ここには未経験からでも成長できる環境があり、努力する人には必ずチャンスが巡ってきます。実際に私も、女性だからといってハンデを感じたことはありません。むしろ「やる気があるなら任せてみよう」と背中を押してもらっています。
建設業界に「キツい」「ブラック」といったイメージを持つ方もいるかもしれませんが、薩摩建設は、思っている以上に働きやすく、挑戦を応援してくれる会社です。若手でも、意欲があれば大きな仕事を任せてもらえます。
一緒に現場を動かし、建物をつくる喜びを味わえる日をたのしみにしています。あなたの挑戦をお待ちしています!