現在の仕事内容を教えてください。

中途入社してから約20年。所長として現場の施工・品質・予算管理を担いながら、新人育成にも力を注ぐようになって10年以上が経ちました。
1日の流れは、午前中の現場巡回と図面の確認から始まります。昼休憩をはさみ、午後は部下の仕事の進捗をチェック。夕方には翌日の準備をして、問題がなければ定時に退社するのが基本スタイルです。

当社ではマンションの新築依頼を受けることが多く、現在は5名の所長がそれぞれの現場を受けもっています。受注やスケジュールの都合によっては、注文住宅や大規模改修を担当することもあり、幅広い現場を取り仕切っています。

マンション建設では、職人さんとのやり取りや現場の安全管理に注意を払いながら、工程を着実に進めることが求められます。施主の意向を汲み取り、質の高い建物をつくり上げることが使命です。
一方、注文住宅では、実際にそこに住む方の想いに寄り添う姿勢が欠かせません。お客様の思い入れが強い分、丁寧な説明と意思疎通を心がけています。素材やデザインへのこだわりにも真摯に向き合い、話し合いや提案を重ねながら、互いに納得した形で進めることを大切にしています。

入社のきっかけや理由は何でしたか?

もともとは北海道で土木工事関連の仕事をしていました。上京を機に「新しい分野にも挑戦したい」と考え、縁あって当社に入社しました。前職では、公共事業で保育園の基礎工事に携わった経験はありましたが、建築分野はまったくの未経験でした。
とはいえ、ほぼゼロからの挑戦でも、土木と建築は似て非なるもの。必死で目の前の仕事に取り組んだかいあって、この業界にも違和感なくなじむことができました。自分の性格的にも、施工管理の仕事は合っていたのだと思います。これまで、仕事がキツいとか大変だと感じたことは一度もありません。

世間では「建設業はキツい」というイメージがあるかもしれませんが、私自身は苦労よりも働きがいやおもしろさを感じることのほうが多く、いつも明るい気持ちで働いてきました。仕事をたのしめるのは、私生活も大切にできているからだと思います。休日に仲間とともに趣味をたのしむ時間が、毎日の仕事の原動力になっています。

仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?モチベーションを保つコツは?

仕事で大きな達成感を覚えるのは、やはり建物が完成したときです。マンション建設では、安全や品質を守りながら計画通りにやり遂げた誇りを感じられますし、注文住宅ではお客様のこだわりや思いを形にできた喜びを味わえます。施主やお客様から直接「ありがとう」と声をかけていただけると、心の底から嬉しさが込み上げ、仲間とともに積み上げてきた努力が報われる思いがします。

新人育成を担う立場としての喜びは、部下の成長をすぐそばで感じられること。新人が一人前に育ち、現場を任せられるようになったときには、自分のこと以上に嬉しさを感じます。成長のためのサポートを惜しまず、若手が積極的に挑戦していけるよう背中を押すのが、私の役割だと思っています。

また、同僚との関係も良好で、仕事以外でも飲みに行ったり釣りやゴルフに出かけたりと、頻繁に交流しています。こうした温かい関係性が仕事にもよい影響を与え、日々のモチベーションを高めてくれます。

私の信条は、「遊びに真剣になれる人は、仕事にも真剣になれる」ということ。プライベートを大切にすることが、結果的に仕事の充実にもつながります。趣味の予定を先に入れてから仕事のスケジュールを組むこともありますが、その予定があることで、効率的に業務を進め、前向きな気持ちで取り組むことができます。

そんな考えから、部下にも、「家に仕事を持ち帰らず、仕事と生活のメリハリを大切にするように」と伝えています。小さなイベントでも、たのしみがあると自然と意欲が湧いてくるものです。ぜひプライベートを充実させながら、大きく成長してほしいと思います。

入社を考えている方に一言メッセージをお願いします。

経験の有無は問いません。大切なのは「やる気」です。やる気さえあれば、現場で経験を重ねながら必ず成長できます。当社では、若手も女性も活躍しており、自ら考え行動しながら着実に力をつけている姿は、未来を担う人材としてとても頼もしく感じています。

また、「よく遊び、よく仕事する」という考え方に共感できる方には、ぴったりの職場だと思います。現場が順調なときは定時で退社し、休日はしっかり休む。そして仕事の日は、集中して業務に臨む。オンとオフを上手に切り替え、メリハリをつけて働くことが、長く続けるための秘訣です。

仕事と生活のメリハリを大切にしながら施工管理のスキルを磨きたい方、未経験でも建築の仕事に挑戦したいという強い想いをもつ方は大歓迎です。みなさまのご応募を、心よりお待ちしています。